在宅勤務は果たして生産性が高く、結果が出せる勤務形態なの?
在宅勤務歴を2020年の3月から3年以上経験しているリモートワーカーですが、最近在宅勤務に関して疑問が生まれてきました。
在宅勤務のメリット
確かに在宅勤務のメリットは下記のように沢山あります。
- 通勤時間の削減と朝のラッシュで疲れないで済む
- プライベートの時間が確保しやすく、運動や自己研鑽が可能
- 家族や子育てといったライフワークバランスの確保
- 無駄な社内コミュニケーションや人間関係のストレスが無い
一見すると在宅勤務が最高じゃんと感じますよね、僕もコロナで緊急事態宣言や在宅勤務が必須の時はそういう風に考えてました。家族を持つ方や仕事はほどほどにして、あとはプライベートを楽しみたい方にとってはぴったりだと思います。
在宅勤務の弊害
しかしどうでしょうか?今になりどんどんと企業が出社回帰する動きを見せております、これはなぜでしょうか?
従業員がハッピーで生産性が出ているなら問題ないと思います。しかし経営者含め上層部は出社回帰の判断を下しています。
下記のような弊害からと考えられます。
- 時間労働している従業員の働きを可視化しにくい
- 社内風土や経営目標といった会社として一団になりにくいし、社内コミュニケーションが活性化しない。
- 在宅勤務の会社より、出社して社内一丸となっている会社の方が勝つのは明白
実際にはコロナ前の働き方にシフトしていくのは理にかなっていると思います。感染対策でいきなり突入したリモートワークです。あくまで緊急事態用なので戻すのは当たり前でしょう。
リモートワークの代名詞のIT企業の大手GoogleやTwitterでさえも在宅勤務を廃止しています。そして大手投資銀行のゴールドマンサックスもそうです。これだけ優秀な方ならリモートワークでも問題ないと見えますが、実際は出社するメリットの方が大きいのです。
実際に在宅勤務をしてみた感想
私は現在は出社も可能ですが、フルリモートが可能な会社にいます。オフィスに行っても従業員の5%も出社していません。なのでオフィスは活気が無く図書館のような静けさです。
個人的なリモートワークの問題としては下記です。
- 転職して新しい職場に入った実感も無ければ、社内の方と話す機会が皆無
オフィスであれば少し休憩に会話したり、雑談から仲良くなったり新しい仕事のアイデアも出ます。しかしリモートワークだと一々Zoomを設定したり、slackでお時間ありますか?ってお伺い立てにくいし面倒になってしまいます。 - コロナ前に出社してた組とコロナ後にリモート入社組と壁ができる
これは実際に前の会社でコロナ前組でオフィスで人間関係を構築した上でのリモートワークだったので非常にやり易かったです。しかしリモート入社の方とはあまり積極的にコミュニケーションを取るのも難しいので壁ができてしまいました。結局オフィス組は仲良く、リモート入社組は疎外感を感じ、上手く新しい環境に馴染めない方も多く離職も多かったです。 - 慢性的な運動不足に陥り、健康状態が悪化する
これは非常に深刻な問題で、僕はリモートワークになってから健康診断の数値が悪くどこからしらか引っかかってます。また出社してた頃に比べると疲れやすかったり、少し歩いただけで疲れるようになりました。また出社してた頃は実家から片道1時間の通勤後19時半位からそのままジム通いもしてましたが、リモートワークだと家でダラダラしてしまい、結局今日は面倒だから辞めとこうってなるケースが多発しました。
こういった形でリモートワークだとコロナ前に当たり前で気づかない問題点も気づくようになりますし、顕在化してきます。
もちろん完全出社ではなく、台風や電車遅延などの障害や自身の体調不良の時は上手くリモートワークを利用するべきだと思います。しかし根底としては出社する事でリアルで社内の方との交流や会社終わりに街を歩いたり、仕事終わりにジムや習い事にも行きやすいです。これが家だとジムに行くのも同線的に億劫になってしまいます。
最後に
人間は弱い生き物だと思います、やはり楽な方に流れていくのは本能の部分もあります。しかし考えてみましょう、小中高と大学でずっとリモートワークで成長と経験は得られましたか?リアルの方が何百倍も成長できるでしょう。それは会社員やビジネスマンでも変わりません。ジムも家で一人で最高の設備でも孤独では難しいでしょう。ジムに行き周りの方も筋トレしている目や環境があるからこそ継続できます。
皆さんもアフターコロナ、いや自分に取って最適な働き方を考えてみてください。